こちらでは、過去に行われた量子技術に関するイベント情報や、これから開催されるイベントプログラムなどの情報をご紹介していきたいと思います。
量子ビームイベント
2012年12月、各地で文部科学省主催の電子ビームイベントが開催されました。
●第二回量子ビーム基盤技術開発プログラムシンポジウム
12月3日、秋葉原UDXギャラリーNEXT4階で開催されたイベントですが、中でも注目を集めたのが、「X線画像の革新」と、「超高速物質構造科学の新展開」の2つの講演です。
「X線画像の革新」では、医療診断などで使われるX線画像で、軟組織や高分子材料の観察に弱点が指摘されていましたが、これを見事に克服した事例などを紹介しています。
「超高速物質構造科学の新展開」では、相対論的超短電子パルスによって可能となった、1兆分の1秒という超高速で変化する物質構造の解析を行う、新しい技術の講演がありました。
この技術によって、これまでは見えなかった軟骨の観察が可能となり、リウマチの早期診断など、医療に貢献する量子技術の紹介がありました。
●第二回SAKURA(さくら)シンポジウム
12月8日、国際フォーラム(東京)において、X線自由電子レーザー施設「SACRA」での研究成果を発表するシンポジウムが開催されました。
「SAKURA」は、国家基幹技術として整備された施設で、X線とレーザーそれぞれの性質をあわせもつ、高品質な光を発する事ができ、ナノと呼ばれる超ミクロの世界を映しだす事ができる最新技術の施設です。
この技術によって、これまで不可能だった原子・分子の超高速運動の観察が可能になるかもしれないと期待されています。
●中性子ビームが、ものづくりと医療を変える!
12月9日、京都大学百周年時計台記念会館で開催されたイベントです。
中性子ビームを利用した様々な研究成果を、わかりやすい解説で講演されました。
例えば、中性子ビームによって美肌の秘密を観察することや、宇宙のはじまり、火星探索での活躍、ガン治療の最前線など、中性子ビームの神秘が伝わる講演内容でした。
NIMS量子ビームプロジェクト公開シンポジウム2011
独立行政法人「物質・材料研究機構」(NIMS)主催による、量子ビームに関する公開シンポジウムが、2011年1月14日、開催されました。(会場:同機構内第一会議室)
NIMSでは5年間の長きにわたるプロジェクトで開発された、量子ビームの応用技術を、公開シンポジウムによって発表されました。
講演内容は、マイクロ・クイックX線反射率法の開発による、表面・埋もれた界面の測定技術や、中性子拡散によるマルチスケール解析とナノ材料イノベーション、イオンビーム技術開発などが取り上げられました。
茨城大学大学院理工学研究科の量子セミナー
茨城大学大学院工学研究科・日立キャンパスにおいて2012年8月8日、量子セミナーが開催されました。
J-PARC(東海村)では、素粒子原子核物理から得られる情報や、中性子やミュオンとはどういった物質なのか?放射光とはいったい何なのか?など、量子力学と深い関係の講演内容となりました。
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